silversand’s diary

チェンマイから 76歳ジジイの日常をレポる。

3084.チェンマイ銀砂館の日々■<南方熊楠> 2019/08/09

 異国の田舎の貧民窟のあなぐらに逼塞して、寺の調査をしているなどと喧伝されると、コロッと騙される人もいる。たとえば、尊敬措く能わざる写真のセンセである。真面目に写真撮ってりゃエエのに、チェンマイジジイの処にmailを放り込む。「古刹の写真を撮るためには、歴史なども知っておかんと、いかんのです…」「で、ご用件は?」・・・。
 ジジイが巣くう貧民窟わ歴史的な建造物である。壁の隅などには蜘蛛の巣や虫の死骸などのゴミがいっぱい。それらを見ると、南方熊楠の粘菌のことを思い出す。銀砂じじいは粘菌がドーゆうものかを知らないが、ものの本などを見ると、こんな古―い貧民窟の壁などに、カヨーな訳の分からんものがいたとしても不思議ではないッス。
 同様な不思議な生物がプラナリア。Netには「扁形動物門ウズムシ綱ウズムシ目ウズムシ亜目に属する動物の総称」と、ありますデス。また、「切断しても再生可能なプラナリア」と、書くものもあり、夢のおおい生物です。
 ヨーするに“銀ジジ”はかような夢を食い、みず薬を呑みながら、異国の田舎で暮らしているとユーですね。
 『異国暮らしバンザーイ』おしまい。