silversand’s diary

チェンマイから 76歳ジジイの日常をレポる。

3057.チェンマイ銀砂館の日々■<寺巡り②> 2019/07/12

 三軒寺の最後はター・クラダース寺。ターは筏寄せ場、クラダースはパルプ=製紙用のパルプ、であることを考えると、上流から筏に組んでピン川を下ってきたサーの木(楮や三椏の仲間)が、ここで水揚げされパルプに加工されていたのだろう。この小さな集落に建立されたのがター・クラダース寺である。
 しかし、ピン川の氾濫の被害を受けたことで、寺はピン川からは少し離れたところに移転した。最近、ウボソット(布薩堂/広辞苑)が建立された。新しくてキラキラしている。布薩堂というのは、定期的に僧が集まって経典の読み合わせをして、互いの修行情況を確認したり、出家式を行ったりする堂のことである。
 いつ思い出しても可笑しいのは、昨日も書いたピン川の上流におられる“仏教は任せなさい先生”。どうやら先生は、広辞苑という日本語に責任をもつ辞書をお持ちでないらしく、布薩堂ではなく僧伽堂が正しいとしておられる。
 バカは措き、銀は忙しい。この寺でもちょっと頭を下げただけで帰りを急いだ。この近所にも日本語を話す小母さんがいて、気が乗ればバカ話をするのだが、そのときは見なかった。マァそんなことです蛇・・・。