silversand’s diary

チェンマイから 76歳ジジイの日常をレポる。

3052.チェンマイ銀砂館の日々■<珍客来訪> 2019/07/07

 銀はご老女さまから携帯を持たされているが、使い方が分からん。昨日、ご老女さまと路線バスに乗っていたとき、それがうるさく鳴った。「なぜ、使い方も分からんものを持つんだ?」「銀のk帯には、部屋の鍵が結び付けてあるのです蛇」。ご老女さまに電話をお渡しする。銀は76歳、耳が聞こえにくいのである。
 「お父さんに代われ、と言ってますよ」。聞き覚えのある名前である。「何じゃい?」「寺の本のコピーを一冊いただきたいのですが…」「今わバスの中じゃ。帰ったらこちらから電話を入れる…」。と、ユーヨーなことで再電。

 「来週、日本から友人が来るんです。以前お書きになった寺の本をいただけないでセウか、お幾らですか」。「金など要らん。2時間以内に貧民窟まで来ることができりゃァ、コピーをやる」「すぐ行きます」。チンケな情報紙屋の娘である。
 ご老女さまと3人でダベった。話は必然赤新聞に移る。「情報紙関係の三バカを知っとるかァ」「知りません」「お前のところのバカ編集長、V紙のバカ編集長、以前編集長をやっていたが、今は落ちぶれて山奥に引っ込んだバカ。これが三バカ蛇」「ためになるお話ですゥ」。
 現在進行中の「チェンマイの120寺(仮題)の作成現場を見せてやった。「完成の暁には千頁ちかいものになるが、今度は有料だ象…」「よく分かりましたです」。ときに、そんな楽しい事態が出来する。