silversand’s diary

チェンマイから 76歳ジジイの日常をレポる。

3075.チェンマイ銀砂館の日々■<月レポ> 2019/07/30

 時期が来たので月レポを書き始めたが、筆はノロい。ゴミ箱を覗けば書くことは山積しているのに・・・。が、考えてみると、ここに事の本質がある。思ったり読んだりする事と、書く事とは全くの別ものだということである。
 いざ筆をとり、書くことになって初めて考える、ということである。人さまのことは分からないが、少なくともトッケイ屋は、筆をとって初めて考え始める。多くの本を読み、溢れるメールを覗いて考えた気になっているとしたらコンコンチキ…。書くことになって初めて引用先を確認したり、筆者の人間性を確認したりする、ということである。
 バカは措き、月レポである。今月のmain theme は文字にすると軽いが、やはり“老い”。幾つかの訃を受けた、ということである。衝撃を受けたのは義兄の死。正面切って何かを聞いたことはないが、陰ながら私たちを応援・庇護してくれていた恩人である。身なりを整えて寺に走る。異国の田舎の寂れた寺、身振り手振りで副住職と話す。

 心の籠った話である。間違っても“総本山長谷寺”とかいう、教養の欠片もない金儲け寺ではない。月レポ7月号は、そんなところに重点をおいて書こうか…。