silversand’s diary

チェンマイから 76歳ジジイの日常をレポる。

3097.チェンマイ銀砂館の日々■<訃> 2019/08/22

 同期会から会合の知らせが届いた。チェンマイに来て15年の年月が過ぎ、知人との縁も細くなるばかり・・・。とにかく欠席のmailを入れた。それはそれでイイのだが、よくないのは案内状に添付されていた仲間の現状である。
 数人が物故者名簿に加わっている・・・。ジジイが76歳ということは、みんなも同じような歳、ということである。御託を言うまえに、とにかく仏壇に祈った。かように、訃は時を選ばないで入ってくる。ソーユー歳になったのだ。
 文藝春秋が手に入ると、最初に開くのは“蓋棺録”である。先人は謳った。『われや先、人や先、今日ともしらず、明日ともしらず、おくれさきだつ人はもとのしづくすゑの露よりもしげしといへり』 葬儀や中陰の法事などでしばしば拝読される「白骨の章」である。
 そんなことに思いを致すこともなく、こんな駄文・駄ログに明け暮れている。まいあさ仏壇に祈るたびに思う、「本当にこんな暮らしをしていていいのだろうか・・・」。では、帰国してまいあさ墓参りをするのが正しい生き方か・・・。
 違うだろう。釈迦が言われたことは、『修行に励め』の一言である。在家にとって“修行”とは何だろうか?

3096.チェンマイ銀砂館の日々■<多忙> 2019/08/21

 昨8/20もずいぶん忙しい日であった。20年前に亡くなったバアサンの誕生日ということで早朝に起床、丁寧に祈った。それからどこかゑ行ってみっか、とユーことで、ターペー路のほうに出かけた。チェンマイ一番の繫華街である。ご老女さまによれば、行くとこわイッパイあるの蛇と・・・。
❶貧民窟を出た曲がり角の家にいるメニーに餌をやったデス。鳩も大喜び、とユーことです。
❷ご老女さまわ、ワロロット市場で小物を探しておられましたデス。
❸寺本がないのことは承知で通り道にある古本屋に立ち寄り、女将とバカ話。
❹先日、パンツお頼んだターペーの横の仕立て屋に催促のために立寄ったが、敵は危険を察知、戸を閉めとった。
❺Folk Life Museum とかユー博物館に行き、寺資料お要求するも、「そんなモナーない!」でチョン!
❻本命のKhum Chao Brirat Musuemゑ。過日取上げた資料を高く翳し、「この写真の原図を出せ!」「ここニャーない。市役所ゑ行け…」。仕方なく市役所ゑ行きましたデス。が、色々ありまして不発。現地調査ツーのはこんなもんです蛇。
❼貧民窟の洗面所の電気がつかない。officeゑ怒鳴りこむ。ワルTomをイジメて面白かったです。  おしまい

3095.チェンマイ銀砂館の日々■<バカ話 (2)> 2019/08/20

 毎度おなじみ夏の友、“泡立つ水ですねェ”。ジジイは市場で買ってきたニンニクを醤油に漬けて、“自家製つまみ”を作っておるデス。評判もナカナよくて、毒針男どもも喜んで食べよります。そんから、先日スーパーでめっけた、“サクサクのいか天”とユー、優れものです蛇。イープン製ですよ日本製、“高いが美味い”とユー奴です。
 今日は20年前に亡くなった母の誕生日、花を買ってきて供えました。明治のをんなです。時間があれば寺に行って、話してこようと思います。こんなことは日記をつけているから分かるのであって、普通の人には無理でセウ。
 マンションを一歩出るとススキの原。背の低いものでも銀とほぼ同じ2mほど、3mを超えるものもイッパイ。気温が高くて雨期というのは、こんな光景を生み出すんです。
貧民窟は戸を閉めていないと鳥の羽だらけ。いろんな種類の鳥が一日中さわいでいます。鳥の羽がそこら中に舞っております。ときには、鳥どもが廊下で騒いでいることも・・・。
 嫌な本を見ました。“仏たちの姿(グループSKIT、PHP研究所)”。『施無畏印(せぶいいん)』『降魔印(こうまいん)』、蛇とォ? SKITやらは広辞苑をもっておらんのかァ? 総本山長谷寺とか、うそぶいておるバカ寺もあるが、バカさ加減ではどちらが上蛇ロウカ?

3094.チェンマイ銀砂館の日々■<バカ話(1)> 2019/08/19

 原稿の作成を忘れていた。あわててバカ話題を集めて、それらしくデッチ上げようとユーこと蛇。
 一里ほど離れたノイ寺(ブロク・クロク・ノイ寺ツーのが正式名称)にワル住職をからかいに行ってきた。一里ツーのは分かるネ、4kmほどの距離だ象。銀がガキのころは、こんな尺貫法で言っていたの蛇。

 実は何度か行っていたの蛇が、このワルは逃げ足が速い。「日本のお盆に合わせて何度も来たのに、どこをほっついておったの蛇、エエッ?」「ワリーワリー、忙しいの蛇」。~サイシン(聖糸)を結ばせ、ロウソクも何本か取上げて、サーテ帰るか・・・。
「チョイ待て」、とワル。「これは少ないが持ってけドロボウ」、とユーことで引き出物に果物をくれよった。が、話は終わらない。

 「22日はワシの誕生日蛇。9時からちょっとしたことをやるんで、来てケレ」「お前にも誕生日があるんか、一体いくつになるのよ?」「60歳になるん蛇」。「ソー言うんなら来ないわけにはいかないでセウ。お赤飯でも用意しましょうか」、とご老女さま。それからバスでワロロット市場ゑ。一日の歩数は18,000を数えたナ。

 とにかく色んなことがあるワ・・・。ワル孫や北海道に電話を入れたり…。続きはあした。

3093.チェンマイ銀砂館の日々■<残暑見舞い> 2019/08/18

 一昨日のことだよ。そりゃ毎日のお参りは欠かさないが、送り火も焚かないで遊び暮らしている…、とユー“罰当たり”生活である。離れた寺で権勢を張っているワル住職のところに行くのは、時期はずれの18日とユーこと蛇。
 16日でもよかったの蛇が“仏日”である。檀家が押しかけておりワルは説法なぞをしておる。間違ってそんなところに行くと、檀家の後ろに隠れていても小僧が走ってきて、「住職が前に出てこい、と言っておられる」。仕方なく前に行くと檀家の連中は説法などそっちのけで、イープンの動きを注視する、とユーことである。仏日に、寺などに行くものでわない象。
 で、雑事は措き短歌である。枕元に置いてある、畏友から貰った、亡きお母さんの短歌集をみる。
 ・金色に 輝きて散る いちょうの葉 歌会の人皆 「ああ」 と見とれる
 ・一億人に 一人の出会いの 夫(つま)死に、すと 友の便りに 涙しみいる
残暑見舞いがmailで届いた。残暑見舞いは立秋から八月末までという決まりを思い出す。

3092.チェンマイ銀砂館の日々■<15日も曇り (2)> 2019/08/17

 書くことがない、とユーわけでもないが。‟終戦の日“の続きじゃ。どんより空の下を二人で出かけたナ。
 先ずは角の家のメニーに餌を届けることから。が、呼んでもメニーが出てこない。ハトやギーギー鳥ばかり50羽ほども寄ってきて「餌を寄こせ」と大騒ぎ。狙いはエサの中のdog food、銀机の横には10kg入りの大袋が置いてあるのデス。邸宅の奥さまと話したところ、「メニーは病院だ」とか。メニーも歳なのだ・・・。
 写真の先生が送って下さったportraitを 机の上に放り投げておくと、紛失の恐れがある。実際、この銀部屋はどこか四次元空間と繋がっているらしく、頻繁にものが消える。それらは四次元空間を瞬間移動して、思いもよらないところに潜んでいるのであるが、ときに再発見されることもある。しかし、多くは迷宮入りである。話を戻す。四枚のportraitを台紙に貼って、玄関のドアの横にとりつけた。「コリャいい! 」なによりモデルがいいのである。
 その日の夕刻、近所のスーパーマーケットに出かけ4階のレストランで食事をしたのち、地下の食品におりて買いものをした。ビイルを2箱ほども買ったのは、円換算で5000円ほども買わないと、配達してくれないからです蛇。

3091.チェンマイ銀砂館の日々■<15日も曇り (1)> 2019/08/16

 15日は台風10号に痛めつけられた人も多かっただろう。最近のチェンマイも晴れるコターないナ…。が、外出に傘は持たん。運わるく雨に出会ったら雲助タクシーとユーことデス蛇。
 そんなどんより日和の中を、毒針男は一時帰国に旅立った。マァ、日ごろの態度のワルさを天帝も見逃さなかった、とユーこと蛇ロー。香港で中継、とか喚いておったが、ドーなった蛇ローか。
 銀はズボンを2着作ることにした象。「ナマステ!」などと挨拶を交わして、インド人の店で2本分の生地を買った。インドの姉ちゃんをからかった。「インドから流れて来たんかい?」「あたしゃ、ここで生まれたんよ。インドにいたのは爺さんの時まで…」。生地を持ってターペー門の後ろで店を張っているワル仕立て屋ゑ。「これがモデル邪、おんなじヨーに作ってケレ」「任せなさい」。
 要らなくなった文藝春秋を10冊ほど、これもターペーの古本屋に投げ込んだ。「金は要らん象、プレゼント蛇」「アリゲーター」。ご老女に従ってワロロット市場を歩き回ったが、どこをドー歩いておるのかサッパ分からんかった。